マイクロファイバーの構造
マイクロファイバーを顕微鏡で見るとそれまでの化学繊維には決して見られなかった角などの鋭いエッジが多く見られます。
これらのエッジは糸の細さと相まって実に強力な拭き取り性能があります。これまでゴシゴシとこすっていた汚れなども微細な構造を持つマイクロファイバーで丁寧に拭き取ると驚くほどきれいに落ちてしまいます。
これはマイクロファイバーの微細なエッジが汚れの成分を引っかけるようにして剥がし、またその吸水性の高さでしっかりと汚れを溜め込むのです。
最先端の技術を駆使して開発されたマイクロファイバーはたいへん素晴らしい吸水性を持っています。通常の綿などの天然由来の繊維と比較しても、吸水するスピードで5倍、繊維に溜め込む水分量は3倍もの量を取り込むことができます。
天然繊維の場合には繊維そのものが吸水性を持っているため繊維の量以上に吸水することはできませんが、マイクロファイバーの場合は非常に細く、エッジのある繊維と繊維の間に一時的に水分を溜め込むため繊維の何倍もの重量の水分をハイスピードで吸水することができるのです。
またこれほど急速に大量の水分を取り込んでも、マイクロファイバーは原糸が水分を吸収するわけではありませんから、洗って絞るだけですぐに乾燥し、何度でも使えると言う便利さも持ち合わせています。マイクロファイバーの乾燥するスピードは通常の乾きの早いタイプの点線繊維のタオルに比べても3倍も速く、そのため複数の人が順番に乾いたタオルを利用するなどと言うことも可能になります。